生化粧泥(色化粧泥)

B-1~B-12
 
※◎最適 △技法として用いられる場合も有
※サンプル画像は、右半分に石灰透明釉・楽焼透明釉を施し、酸化炎にて焼成してあります

化粧泥
 
化粧土といわれるものは、成形につかわれた土とは異なった質と色の化粧掛け用の土をいいます。
一般に赤土に化粧を施した技法では、化粧土は白味がかっています。
また、萩焼に代表されるようにあまり鉄分を含まない胎土の上に、極薄く化粧を施し土の色合いに微妙な変化をもたらせる使い方もあります。


色化粧泥
 
基本となる色化粧泥です。B-1からB-9までのカラーは、単独または混色が可能です。
B-2(緑)、B-3(黒)、B-7(紺)は、一般に発色が強く、混色の比率を抑えていただいた方がうまく調色出来ます。
B-10(赤楽化粧泥)は、楽焼専用です。1200℃の高温で用いますと、黒褐色になります。
B-11(粉引き化粧泥)は、B-1(白)にくらべて、やや荒い肌合いの感じに仕上がります。
化粧掛けの技法のなかに、うまく取り入れていただきますと、一層効果的な作品に仕上げることが出来ます。
 
LinkIcon化粧泥をもちいた技法の一例はこちら

B-1 白化粧泥


価格(税別) 1L 10L 18L
1,600円 14,100円 23,300円

・焼成適応条件 酸化◎ 還元◎
・目安温度 1180~1250℃

※還元焔では、やや白味が強くなる

B-2 緑化粧泥


価格(税別) 1L 10L 18L
2,100円 18,500円 29,600円

・焼成適応条件 酸化◎ 還元◎
・目安温度 1180~1250℃

※亜鉛、石灰の多い調合うわぐすりで褐色に変色、還元焔で安定

B-3 黒化粧泥


価格(税別) 1L 10L 18L
3,500円 31,400円 50,200円

・焼成適応条件 酸化◎ 還元△
・目安温度 1180~1250℃

※透明厚掛け還元焼成では、藍色に変色

B-4 桃化粧泥


価格(税別) 1L 10L 18L
1,900円 17,500円 28,000円

・焼成適応条件 酸化◎ 還元◎
・目安温度 1180~1250℃

※酸化、還元焔にて安定

B-5 黄化粧泥


価格(税別) 1L 10L 18L
1,800円 16,200円 26,900円

・焼成適応条件 酸化◎ 還元◎
・目安温度 1180~1250℃

※酸化、還元焔にて安定

B-6 茶化粧泥


価格(税別) 1L 10L 18L
1,700円 15,100円 25,100円

・焼成適応条件 酸化◎ 還元△
・目安温度 1180~1250℃

※還元焔ではチョコレート色に変色

B-7 紺化粧泥


価格(税別) 1L 10L 18L
3,000円 26,600円 43,700円

・焼成適応条件 酸化◎ 還元◎
・目安温度 1180~1250℃

※酸化、還元焔にて安定

B-8 空化粧泥


価格(税別) 1L 10L 18L
2,400円 21,600円 34,500円

・焼成適応条件 酸化◎ 還元◎
・目安温度 1180~1250℃

※酸化、還元焔にて安定

B-9 鼠化粧泥


価格(税別) 1L 10L 18L
1,900円 17,300円 28,700円

・焼成適応条件 酸化◎ 還元◎
・目安温度 1180~1250℃

※酸化、還元焔にて安定

B-10 赤楽化粧泥(粉末調整品)


価格(税別) 1kg 20kg
1,700円 25,100円

・焼成適応条件 酸化◎ 還元△(強還元で黒く変色)
・目安温度 800℃

※素焼き素地に施し、800℃にて素焼きをおこなう

B-11 粉引化粧泥


価格(税別) 1L 10L 18L
1,600円 14,400円 23,100円

・焼成適応条件 酸化◎ 還元◎
・目安温度 1180~1250℃

※焼成雰囲気にて白の色調変化

B-12 中火度用 赤楽化粧泥(液体品)


価格(税別) 1L 10L 18L
1,800円 15,100円 25,100円

・焼成適応条件 酸化◎ 還元△(強還元で黒く変色)
・目安温度 1100℃

※1100℃で素焼後、850℃にて釉焼きをおこないます

化粧掛けの技法

化粧泥を用いた一例です。
作業技法を考えることによりまして、うわぐすり以上の、やきものらしさの表現を引き出すことが出来ます。

◆イッチン
材料準備【スポイド・白絵土(半練りクリーム状に調整したもの)】
半乾燥状態素地の上に盛り上がった線で絵文字、模様をちょうどお菓子の生クリームをのせるように描きます。古丹波の徳利にその代表的なものがあります。
イッチン盛の面白さは、筆などに見られない連続模様の得られることです。
熔化化粧といわれる釉薬に近い調整化粧も味わいがあります。
(着色絵具・酸化金属の添加も工夫してください)

◆泥打ち・砂打ち
材料準備【刷毛・化粧泥・硅砂・金属斑点粒・うわぐすり】
泥打ちの技法は、刷毛で化粧泥あるいは、うわぐすりなどを技巧的に塗る方法です。
色化粧泥やうわぐすりを二重三重に素地の上に施して、素焼きの後に貫入釉や長石釉をやや厚く施すとおもしろく表現出来ます。
化粧泥やうわぐすりの中に、硅砂あるいは金属斑点粒などを加えると、荒々しい表現感覚が得られます。

◆白地黒掻落し
材料準備【白化粧泥・黒化粧泥・削りカンナ】
白化粧した上に更に黒の化粧を重ね、黒い層の化粧層だけを掻き落して紋様を表し、薄く透明なうわぐすりを掛けます。
逆に紋様を白く抜く方法もあります。
下地化粧の上に、陶画のり(ゴム糊液)、拔蝋などで画描し、紋様をくっきりと浮かび上がらせるのも効果的です。

◆化粧と鉄絵
材料準備【化粧泥・極上鬼板粉・絵具接着液・面相筆・乳鉢】
化粧掛けの施された上に、極上鬼板粉などで絵付けを行い、透明釉などを掛けます。
一般に鉄絵の具は、透明釉の石灰成分(CaO)の少ないうわぐすりのほうが、絵とうわぐすりの反応が少なく黒く上がりやすくなります。
還元炎の焼成がおもしろく上がります。

◆白象嵌
材料準備【白絵土・スポンジ・印花・ツゲベラ・セラミック小道具】
乾燥途中の成形素地表面に模様を線彫りし、あるいは、印花などを押し半練り状に調整した白絵土を凹み部分に刷毛などで埋めます。
白絵化粧が完全に乾かない状態でカンナ等で削り落します。
あるいは、線彫り、印花などの処理をした素焼素地の上に、白絵土を刷毛にて施し、乾ききらないうちに水を含ませたスポンジにて拭いとります。
灰系統の透明なうわぐすり、青磁釉、交趾釉などが効果的です。

◆刷毛目
材料準備【刷毛目化粧泥・ワラ束・乳鉢・手まわしロクロ】
刷毛目化粧泥は、厚く盛ったところから擦れるように薄いところまで剥がれず伸びのよいものが好ましく活きよい表現が出来ます。
茶道具などによく見られます。
うわぐすりは、灰系のもの、伊羅保釉などが趣を出せます。

◆墨流し
材料準備【白化粧泥・黒化粧泥または極上鬼板粉】
白化粧泥の容器に素地を浸し、持ち上げる瞬間に黒化粧泥を数滴たらし、化粧の水引きまでに、黒化粧の動きがでるように振り回します。
化粧の濃さ、手捌きのよさ、タイミング等判断に経験を要します。
黒化粧の変わりに鬼板をもちいますと変わった作風が得られます。