着色原料
陶磁器用着色原料
|
鉄化合物(Fe)
酸化鉄、弁柄、鉄分を含む土石等を用いて着色しますが、添加割合や、種類、還元雰囲気により全釉薬の種類で7割前後は、鉄が何らかの形で関わりを持っているように、多様な発色(黒、飴、赤、黄、茶、緑灰、青灰 等)が得られます。
(送料別) 銅化合物(Cu) 代表的な釉薬は織部です。 酸化焼成では、アルカリが多い釉では青色に、鉛釉や高温の灰釉・石灰釉では緑色になり、還元焼成では赤・紫の色合いが得られます。
(送料別)
コバルト化合物(Co)
青から青紫色を呈します。 結晶釉では、ピンク色の結晶斑が析出します。
※2019年10月現在の価格です。都度価格をご確認ください。(送料別)
マンガン化合物(Mn)
飴釉など鉄を用いる釉の色合い調整に用いる場合があります。 添加量の割合が多いと、黒茶マットとなり金属質の光沢がでます。 鉄と併用してゴスの色合い調整等にも用います。
(送料別)
クロム化合物(Cr)
高火度釉薬では、緑、クロム青磁など発色が強いので添加量を少なくして釉薬に用います。
(送料別)
ニッケル化合物(Ni)
多様な色合いを呈しますが、呈色が不安定なためにあまり実用的な釉薬になりにくい場合があります。 塩基成分との兼ね合いで褐色、緑、青、ピンクなどに発色します。
(送料別)
乳濁剤
うわぐすりを乳濁させたり、着色原料と併用して用いることで、特殊な発色を得ることにも効果があります。 乳濁作用には、2種類があり釉中懸濁による発色するもの(酸化スズ、硅酸ジルコニウム)・分相現象により発色するもの(燐酸カルシウム、酸化チタン、ルチール、骨灰)があります。 乳濁剤を選ぶ場合の基礎釉薬との相性を考慮する必要があります。
(送料別) |