下絵具にあたりますが性質が化粧泥と同じもので、成形した後の生の生地に描くことができます。
化粧泥のように色のりがよく、また透明釉薬をかけて焼成後の発色もとても綺麗です。
通常ですと、成形→素焼き→下絵付けの流れですが、こちらは成形後の生地に描くことができ
手ひねりで成形したあと直ぐに絵付けを行っていただくことも可能です。
また、様々な手法が施せます。

印花・櫛目・象嵌
成形後の生の生地に模様を彫り、そこにカラー泥絵具を筆で埋め込むように色をのせていきます。
乾燥後、カンナで表面のカラー泥絵具を削りとり、埋め込んだ模様を浮き出させます。
また筆で塗ったあと、完全に水分が抜けきる手前、指で触れる程度に乾燥後に櫛目で模様を入れることもできます。

　
釘彫り・掻き落とし・刷毛目
模様やラインを描いたあと、完全に乾燥する手前、指で触れる程度に乾燥したら陶彫り用小道具などで線を彫りこんでいきます。
また、表面をカラー泥絵具で着色後、紋様を掻き落としていく技法や刷毛目などの手法も施せます。

調整済みですので、現液そのままでお使いいただけます。
色の定着がしっかりしているうえ、筆伸びも大変良く、色んな模様を描くことができます。
大半の粘土に合うように収縮幅を調整しているため、成形後の生の生地に筆塗りし、
焼き締めで焼き付けても表面が割れたり剥がれたりせず、安定した定着力となっています。
乾燥調製をしながら、塗り重ねることで立体感を出すこともできます。

焼き締めの状態

焼き締めでも安定した定着力ですが、料理が触れる面でのご使用の際には
透明釉など釉薬をかけてご利用ください。

上に透明釉を施したもの

色味がより鮮やかに発色します。


カラーは全部で12色

焼成条件 酸化焼成　1180～1250℃

色見本は半生の白土の上にカラー泥絵具を施し、
櫛目で掻き落としたものを素焼きし、透明釉を掛けて1230℃にて酸化焼成しています。
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(梱包費・送料は別途申し受けます。)